王龍~伝説の女総長、再び~



中身は何一つ変わってなかった。




優しい要のまま。




……安心した。




「おい」




秋斗の低い声で、周りの状況に初めて気づいた。




要はあたしを離した。




そこにいた全員が、唖然としていた。




「…お前ら、どういう関係?」




蓮が信じられないって顔で、口を開く。



「李乃は俺のねぇ「要っ!」


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