王龍~伝説の女総長、再び~
「あの秋斗さんが…」
「……初めて見たよ」
要も志貴もびっくりした顔であたしと秋斗のやり取りを見ている
「つーか、秋斗に可愛いとかいう女、初めて会ったし。女は溢れるくらい寄ってくるけど、怖がってそんなこといわねぇし」
「さすが李乃ちゃん。相変わらず怖いもの知らずだね。ほんとに面白いよ」
「変わらないな、李乃は」
要までそんなこと言い出す
まあ、そんなこんなであたしは、雷王の一員(仮)になった