王龍~伝説の女総長、再び~



「李乃ぉ~~~~~~!!会いたかったぞぉ―!!」




「うぎゃっ」




ドアを閉めた瞬間、抱きしめられてあたし視界を塞ぐ。




「その声…………、ゆうちゃん!?」




あたしがそう言うと、ゆっくりと腕の力が緩くなりあたしの顔をのぞきこんできた。




相手はあたしの顔をまじまじと見てくる。




「ああ、久しぶりの李乃だぁ♪俺がどんなに会いたかったことか」




………はぁ。





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