王龍~伝説の女総長、再び~
「王龍の名と桜神の名は有名だ。それを狙って潰しにくるかもしれねぇ。くれぐれもバレないようにな」
「そのつもり。それよりさ、あたしのクラスは?」
「あ!忘れてた。ちょっと待ってろな」
ゆうちゃんは急いでどこかへ電話をかけ始めた。
そして、
バンッ!!!
理事長室のドアがものすごい勢いであいた。
またもやノックなしで。
「佑哉さん!転校生って………」
「あ」
入ってきた人物と目が合う。
「………李乃さん?」