王龍~伝説の女総長、再び~



引っ越しの片付けもすんでいたし、特にすることもなかったから、さっさと風呂に入って寝ることにした。




この日、あたしは懐かしい夢を見た。




「姉ちゃん!」




「要!下がってな!」




ケンカを教えてもらってる、小さく幼いあたし。




その後ろで心配そうな顔をして見守る要。




要………。




あたしの大切な、弟。




訳あって、離ればなれになってしまった。




今、どこにいるんだろ?






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