王龍~伝説の女総長、再び~



「李乃、気にすんな!………ったく、2.3年までおる!」




「でも近寄って来ないね。英吾と徹がいるから?」




そう聞くと、二人は何か言いたそうな顔をした。




「実はな……、驚くなよ?」




「徹!言うん?」




何だろ、気になるじゃん。




「俺達、族に入ってるんだ。雷王の下に“青龍”ってのがいて、そこの幹部してるんだ」




「へ―。英吾と徹も、族に入ってんだね。男が近寄れないってことは、青龍も強いんだ」




「まあ……。 って李乃、驚かねぇの?」





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