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数日後「家族会議」と称して先生も交えたうえで話し合いの場を設けた。




「先生、事実を教えてください。この間のサイトの件ですよ。実は俺、被害にあった家族と会ってきました。これがその証拠です。」



そう言いながら机の上にICレコーダーを置き、再生ボタンを押した。




そこからは家族の悲痛な訴えが流れてきた。




榊はじっとそれを聞いていたが突然笑い出した。



「ねえ、隼人君。これが事実だっていうの?君はホントにバカだねぇ~。こんなの全部嘘に決まってんじゃん。まさかこれを信じたの?君、優等生なんだよね。嘘とホントの区別もつかないの?」



そう言うと俺に鋭い目を向けてきた。



「は?実際に会って話を聞いてるんですよ?これが真実なんです!」



そういらいらしながら言うと

「まだ言うの?君たちの家族も仮面をかぶってるとしか思えないんだけど。優しいお母さんとお父さん。優秀な兄に成績のいまいちな弟。家族は仲が良くて世間体にも普通の家族に映る。裏では何が起こっているのかも知らずにね…。」


と低い声で話した。
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