『 虹色ドロップ 』
☆実は成瀬京子(なるせきょうこ)は既に死んでいた。


地方の男性と結婚して、三年目になる頃。夫の浮気が発覚して、京子はイライラしながら自家用車で帰宅する途中、中央分離帯を越えてきた大型トラックと正面衝突をして即死してしまった。

魂は霊界の入口へと…
そこで、通行書がないので霊界の門番に止められてしまう!?


そこへ、道化師の衣装を着た背の高い男性が声をかける。


「もし、よろしかったら私が通行書を作成して上げましょう。あっ申し遅れましたがミント・ストロングと言います。」

「えっ!ミントさん?」

「しかし、この世の未練などを取り除く必要があります。」

「未練?」

「その代わりに代償を支払って頂きますがよろしいでしょうか? 」

「うっ!同価交換っていうやつ?」

「さぁ…それは知らないほうが貴女の為ですね。」

「まぁいいわ、通行書が貰えるなら、なんでもいいわ。」


(しかし、最近の子はあっさりしたもんだと…)
ミント・ストロングは思った!

そして、手のひらに乗せた水色ドロップに成瀬京子は吸い込まれて行った。


果たして、成瀬京子の未練とは?代償とは?

ストーリーが進むに連れて解明していく。



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