WANTED
「あ、母さんから手紙きてたんだった。」
「え!加奈子さんから!?」
加奈子さんらお母さんの幼馴染みで今は聖司さん(拓海君のお父さん)と二人でアメリカ行っている。
親を亡くした私をママやパパと血もつながってないのにすんなりと受け入れてくれた加奈子さんと聖司さん。
感謝してもしきれないくらいだ。
「茱良、そろそろご飯にしようか。」
「うん!」
今日はなんだろう?
拓海君が作るものって何でも美味しいんだよね。
「今日は茱良の好きなオムライスね。」
「オムライス!?
やったーっ!」
実は大好物がオムライスの私。
特に拓海君のオムライスは卵がふわふわしててとても美味しい。