WANTED


目が覚めた時にはもう朝になっていた。




隣には昨日までお兄ちゃんと思っていた拓海君がねていた。




この顔を見れば昨日のことを思い出す。




『逃げないと』




そう脳が言っていた。




歩くたんびに腰にはしる痛みが昨日の行為を鮮明に思い出させる。




今いる荷物だけ鞄に詰め込み私はこの家から逃げるように出ていった。



< 161 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop