WANTED


「とりあえず、男には気をつけろ。
特にさっきのあいつ。」




「あいつ?」




「あぁ。あいつはやばい感じがする。」




"これ、ヤクザの感"といって車を運転する棗君。




ヤクザの感ね。
別に大丈夫だろう。きっと。




これが私とあの人との出会いだった。



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