WANTED
類side
「瑞希君何だって?」
「どうせ、水牧と二人っきりでラブラブするー、とかなんかだろ。」
やっぱり瑞希君は茱良ちゃんの事が好きだな、フフフ。
「……です。」
「え?」
「大変です!
茱良ちゃんがどこにもいないって、今瑞希から…。」
そばが静まったのは言うまでもない。
「え、それって……」
「僕と伊吹で西棟を探しますので東棟を類君と晴弥君で探して下さい!」
「う、うん。
行こう、晴ちゃん。」