WANTED
迷惑をかけずに逃げたかったけどやっぱり一人ではできない。
「おい、お前は誰だ。」
突如現れたごっつい男の人。
前までは怖かったけど慣れって怖いもんだ。
「神木家本部から参りました。
水牧茱良と申し「茱良ちゃん?」
え?
ごっつい男の人の横から顔を覗かせるとそこには、
「結衣さん!」
「やっぱり茱良ちゃんじゃない!
どうしたの、私は入院しているって聞いていたけどもう退院したの?」
「あ、いや......。」
ここで脱走しましたとか言ったら一発で病院に逆戻りのきがする。