WANTED


「はー、はー、……」




何でこんなに嫌な夢を見てしまうんだろう。




ママ……
パパ……




「あ!お嬢!」




そこに入って来たのはいつものスキンヘッドさん。




「若!!
お嬢が目を覚ましました!」




その言葉の後『ダダダダダ』と音をたてて棗兄がやって来た。




「茱良!
大丈夫か!?
悪い。お前体調悪くて早退したのに。」




「あ、うん。」



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