WANTED


「悪いけど、茱良は俺のクイーンだから諦めて。」




……私はいつあんたのクイーンになった。




「そう言うこった、諦めな、西林。」




「西林君ならきっと良い子が見つかるよ。」




どこから湧いて来たのか。
修輝の生徒会が全員集まっていた。




その生徒会を一目見ようと和泉蘭の生徒が集まって来る。




この人達といると変に目立ってしまう。
今のうちに走って教室に行こう。




そう思って走ろうとした瞬間、




「ちょーっと待ったーっ!」




「あ、」




晴弥君に捕まってしまった。



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