WANTED
ん……眩しい。
眩しい?
夜のはずなのに眩しいという違和感に私の目は一気に覚醒した。
私の、部屋だ。
きっと棗兄が運んでくれたんだろう。
6時か。
お風呂にでも入ろうかな。
着替え一式を持ってお風呂場へ。
まだ皆寝てるだろうし静かに、静かに。
「抜け足差し足忍びあ「あ、おはようございます。お嬢。」
「お、おはようございます。」
そこに現れたのはいかにも怖そうなスキンヘッドさん。
"お風呂ですか?"と言うスキンヘッドさんに私は"はい"と言って逃げるようにその場を去った。