$恋愛布告$


一条先輩は会長のほうをチラッと見ると、次に私の顔を見て困った顔をした。



「ごめんね・・。助けられそうにない・・・」

そう言って生徒会室を出て行く一条先輩。




ちょ・・ちょっと!!

助けられなくても、出て行くことはないでしょ!!


・・・が、そんな願いは虚しく終わり、扉がパタンと閉まると密室に2人だけという変な空間が出来てしまった。


「さ、2人っきりになったし。」

微笑む会長。

その微笑がまた恐い。
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