$恋愛布告$



こくっ

無意識に縦に振られた自分の顔。
危険を察知したのだろうか。

・・だが、振ってすぐに後悔した。





ちゅ


音を立てて、私の額から会長の唇が離れる。



この行為が分かるのに数分かかった。


分かると自分でも分かるくらいに赤面する顔。
私は自分の顔を片手で隠し、急いで生徒会室を出て行った。




「かわいいねぇ・・・」

そう会長が呟いていたとも知らず・・・


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