手錠の女神

　｢冬麻！冬麻放課後だよ！起きて〜！｣



　しばらく寝ていると小煩い岬の声に起こされた



　どうやら予想よりも寝過ぎてもう放課後らしい



　最後のＨＲに出損ねた…まあ先生のことだから見逃してくれてるだろう



　｢…先生は｣


　｢先生は職員会議に行っちゃったよ？｣


　｢あそ、で？情報は｣


　｢ごめん…全然情報入ってないや｣


　｢…そ、じゃお疲れ｣


　｢え？冬麻私と一緒に帰ろうよ｣


　｢悪いけど俺先生に呼ばれてっから｣


　｢別にいいじゃん？そんなのどうでもさぁ｣


　｢俺、お前と違って目上の使える人間の言葉は聞くことにしてるから｣


　｢ちょっと冬麻何それ！どーゆーこと！？｣


　｢俺は使えない人間の話は聞かねえってこと｣











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