手錠の女神



 一時間もすると大量の紙束はグンと減っていた



 「さすが俺」



 一時間と少しで全ての大量の書類をまとめ上げた



 まとめ上げた冊子にする作業に入る



 16枚ずつになった紙束が冊子になり



 作り上げた書類が積み上がるのは実に気分がいい瞬間だ



 「コレも終わったら先生呼ぶかな」



 黙々と作業を続ければあっという間に終わる



 また30分経った頃には作業は終盤だった



 「前山いるか?」


 「先生」



 突然掛けられた声の先には先生がいた



 「前山の作業はさすがに早いな」


 「あと10冊位ですから待ってくださいね」


 「助かったよ前山何か褒美がなきゃな」


 「…それなら先生、先生は琉依って名前の生徒はご存知ですか?」











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