愛の罠
人気の少ない所へ




「俺が言いたい事 わかるよな?」




俺の目を見ずに 頷いた



「俺に関わるの 止めてくれる?」





「私・・」



女の言葉を 聞く気はない



「迷惑。」




泣き出してしまった



「どうして 立花さんなんですか?私じゃ駄目ですか?」




最後の勇気を振り絞ったんだろう
振られるとわかっていて




「無理。」




「分かりました。諦めます。何度も 星月君の所に行ったけど 名前も顔も覚えてくてなかったんだもん。鈍い私でも 無理なのわかります。迷惑掛けて ごめんなさい。」




「俺も ごめん。」



< 94 / 114 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop