君の涙
「ねぇねぇ、今日サボらない?」

「はぁ?おまえいぃのかよ!!」

「いぃの~!!ねぇ公園行こっ、公園」

「ちっ、ガキくせぇ」

と言いながら、公園に向かった。

ブランコに乗りながら、俺は癒璃南に問いかけた。

「なぁ、おまえ何か変じゃね?」

「何が?」

「だって・・・おまえが学校サボるなんてありえねぇだろっ」

「なんで?別にいいじゃん、ねぇそれより遊ぼうよ」

「別にいいけどよぉ」

そう言いながらその日は、学校に戻らなかった。
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