【完】結婚からはじまる恋《1》
「相手は鈴木のどか・・・秘書課の一番…美人な女性」



「おいっ!?」

頼さんは眉間にシワを寄せて、滝口さんを睨む。




「いいじゃん。もう…別れたんだろ?」



「…コイツは無視していいから…座れ…深幸」




「無視??」


私は頼さんに促されて、ソファに座った。




「はい。深幸ちゃん」



「ありがとうございます」



「どう致しまして…頼のコトなら何でも俺に訊いてくれ」



「おい!?早く…俺のコーヒーを置いて…仕事しろっ!」







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