【完】結婚からはじまる恋《1》
女子トイレに頼さんが入ってきた。



「まだ、休憩か?」



「いえ、あ…」

鈴木さんは態度を改め、媚びたような目つきで頼さんを見つめる。



「頼がいけないんだから・・・こんな子を選ぶなんて…女子社員全員…納得してないわよ・・・」



「…お前…女子社員全員にアンケートでもとったのか?」



頼さんは私の前に立って、自分の背中に隠した。




彼が私の盾になったーーー・・・




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