【完】結婚からはじまる恋《1》
「…言いたいコトがあるなら、俺に言えばいいだろ?」



「…」



「…相手を責めるなんて間違っていると思わないのか?」



頼さんは私を守ろうと必死に言葉を紡ぐ。




「いいから…オフィスに戻れ…。今日の件に関しては特別に目を瞑る…こいつは仕事を辞めて家庭に入るし…お前らの前には二度と現れない…つーか、会わせない…今後、こいつに何かするようだったら、それなりの罰をくれてやる!行けっ!!」



頼さんの怒声で皆…職場に戻った。




「ありがとうございます・・・」



「当然だ…お前は悪くないんだ…。晃は本当に気の付くヤツだ…」



晃さんのおかげかーーー・・・







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