【完】結婚からはじまる恋《1》
頼さんのさりげない優しさには驚かされる。
この優しさに甘えれば…ますますキモチは加速していく。
貴方はどこまで私を好きにさせていくのかな?
「ほら」
夜景をぼんやりと見ていると、脇の小さな籐のテーブルに水の入ったグラスを置いた。
「ありがとうございます」
「丁寧語はいい。普通に喋れ」
「…ありがとう」
「よし」
頼さんは私の頭を優しく撫でる。
まるで芸の出来た飼い犬だ。
この優しさに甘えれば…ますますキモチは加速していく。
貴方はどこまで私を好きにさせていくのかな?
「ほら」
夜景をぼんやりと見ていると、脇の小さな籐のテーブルに水の入ったグラスを置いた。
「ありがとうございます」
「丁寧語はいい。普通に喋れ」
「…ありがとう」
「よし」
頼さんは私の頭を優しく撫でる。
まるで芸の出来た飼い犬だ。