【完】結婚からはじまる恋《1》
晴れ渡った空。



ビジネス街のビル群が見える。



「そうだ…買い物は何時に行く?」



「…頼さんの都合に合わせます…」



「じゃあ…昼の13時からでいいか?」



「はい」



「・・・」


俺はビジネス誌をテーブルに置いて、彼女の淹れてくれたお茶を飲む。



晃が淹れるお茶は日によって味が違う。

だから美味しいとは思わなかった。


でも、彼女のお茶は美味しかった…













< 144 / 274 >

この作品をシェア

pagetop