【完】結婚からはじまる恋《1》
俺は深幸の身体をクルッとさせて、自分に向かせた。



「メイクしてないのか?」



「はい」



「でも、大して変らないな…メイクを落とすとお前誰っ?って言う女が居るけど…お前は違うな」



俺は冗談を混じらせて、深幸の顎を掬う。



ヌードな唇に朝のキス。



俺は何度も上手に気を継がせて長いキスを落とした。




次第に身体に熱が帯びて、男の本能が騒ぎ始める。



俺は慌てて唇を離した…



「頼…さん??」







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