【完】結婚からはじまる恋《１》

「…お前の静岡のお母さんに連絡したか？」



「あ、いえ…まだです」



正直言って…家族とは１年半程…連絡を取っていなかった。




マメに私にメールにくれた妹の美愛からの連絡も途絶えいた。



自分の病が辛くて、催促されても送金は出来なかった。



金の切れ目が縁の切れ目かな？



家族だと思っていたのに、向こうは私を金ズルにしか思っていなかったのかもしれない。




純粋に家族の為だと信じて、朝から晩までバイトに明け暮れてた日々。



無理が祟って…私は病気になってしまったーーー・・・