【完】結婚からはじまる恋《1》

ー頼sideー

アウトレットモールから帰宅。


早速、深幸は寂しかった食器棚に綺麗に洗った買いたての食器を置いた。



今まで、全く機能していなかったキッチンが本来の役割を果たし始める。



遅いし、外食しようと深幸に提案したが…却下。



夕食は深幸の手料理となったーーー・・・




「美味しい」


メニューはきのこの和風パスタ…



「…パスタに削り節って合うんだな」



料理で冒険はしない主義。


だから、食べるメニューもおのずと決まってくる。


「…でしょ?」


深幸は嬉しそうにパスタに刻み海苔までのせた。



「海苔も合うかも」


俺は深幸の真似をした。



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