【完】結婚からはじまる恋《1》
「…これ」
私はリビングのテーブルに封筒を置く。
「何これ?」
「今まで…瞳が立替くれたお金…ざっと適当に計算した額だから足りなかったら教えて」
「いいよ…別に…困った時はお互い様でしょ?私たちは同じ施設で暮らした仲だし」
瞳もまた…純名さんと同じ施設の出身。
「…でも、頼さんが…」
「…あんたの意中だった男か…清掃バイトしているあんたを見初めるなんて女の見る目あるね」
「…おねぇちゃん…おめでと」
「ありがとう、美愛」
私はリビングのテーブルに封筒を置く。
「何これ?」
「今まで…瞳が立替くれたお金…ざっと適当に計算した額だから足りなかったら教えて」
「いいよ…別に…困った時はお互い様でしょ?私たちは同じ施設で暮らした仲だし」
瞳もまた…純名さんと同じ施設の出身。
「…でも、頼さんが…」
「…あんたの意中だった男か…清掃バイトしているあんたを見初めるなんて女の見る目あるね」
「…おねぇちゃん…おめでと」
「ありがとう、美愛」