【完】結婚からはじまる恋《1》
「キスだけ?」



「…早く…深幸の元に戻れ!」



「…分かったわ。でも、寝室のドアは開けておいてね…頼」



「はぁ?」


俺は美愛ちゃんを睨みつける。


「冗談にも度が過ぎる…いい加減にしろっ!」
俺は彼女に怒った。



「おねぇちゃんと別々で寝てるんでしょ…結婚してるのにどうして別々なの?」



「お前には関係ない…」



「…関係はあるでしょ?私たち義兄妹になるわけだし」



「・・・」



「結婚まで大切にしたいから?今時…流行らないと思うけど…頼って昭和生まれ??」



「黙れっ!」



「…鍵はかけないでよ」



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