【完】結婚からはじまる恋《1》
俺のデスクの内線電話が響く。



「はい、こちら…副社長室…」



手が離せない俺に代わって晃が受話器を取った。




「受付に副社長の義理妹だと名乗る少女が来てるらしい・・・」



「・・・」


美愛ちゃんは深幸の病院の診察の付き添いのはずだろ!?





「いい。会うから通せと…伝えろっ」




「わかった…」




晃は俺の意思を伝え、内線を切った。





「俺が下まで迎えに行く…」




「頼む」




俺は晃に美愛ちゃんの迎えを頼んだ。






< 209 / 274 >

この作品をシェア

pagetop