【完】結婚からはじまる恋《1》
晃が同居したコトで…俺たちの張り詰めていた空気が和らいだ。



でも、どうすれば…美愛ちゃんを俺から引き離せるのか?

解決の糸口は見つかっていない。



深幸と美愛ちゃんは仲良く、衣装を選び始める。



深幸は美愛ちゃんを信用しきっていた。

元々、純粋な心の深幸は人を疑う感情なんてない。







「どうです?頼さん」



深幸が俺に選んだウエディングドレスを見せる。



「試着してみないと分からない…」



「試着ですか?分かりました…」



深幸は嬉しいのか浮き足で試着室に入った。



「…深幸ちゃんも楽しそうだね…」

晃の口許には笑みが零れた。




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