【完】結婚からはじまる恋《1》
3基あるうちの一番奥のエレベーターが停止した。
「着きました…社長」
先に乗り込んで、ドアの開のボタンを押す。
社長が乗り込んだのを確認して、幹部フロアの44階のボタンを押して、扉を閉めた。
真っ直ぐに浮上する小さな箱の中。
社長と二人…
神宮寺副社長と本当に結婚できたらどんなにいいだろう。
デートだなんて嘘をついてしまった…
私は彼の携番とメルアドを手に入れてうかれていた。
唯それだけ。
「着きました…社長」
先に乗り込んで、ドアの開のボタンを押す。
社長が乗り込んだのを確認して、幹部フロアの44階のボタンを押して、扉を閉めた。
真っ直ぐに浮上する小さな箱の中。
社長と二人…
神宮寺副社長と本当に結婚できたらどんなにいいだろう。
デートだなんて嘘をついてしまった…
私は彼の携番とメルアドを手に入れてうかれていた。
唯それだけ。