【完】結婚からはじまる恋《1》

「紹介しよう…彼女は私の茶飲み友達の麻生深幸ちゃんだ。頼お前…今度、デートするそうだな」



「!!?」


神宮寺副社長が社長の言葉に眉間にシワを寄せる。



「へぇ~っ」

秘書の滝口さんは冷やかしの口笛を吹いた。



「何かの間違いですよ…俺と彼女は…」



「まぁ…これから大切な話をする。座れ…頼」



神宮寺副社長は社長に命令され、応接のソファに座った。



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