【完】結婚からはじまる恋《1》
「…私…」
「なぁ?期限付きじゃなく…俺とずっと一緒に居てくれないか?」
「…頼…さん?」
「俺は突然…テロで親を失った…それまで、本当に幸せだった」
「・・・」
「…俺はお前と居て些細なコトにも幸福を感じてる。俺の中で幸せは必ず、壊れると…絶対的な思いがあって…二度と…あの時の悲しみを味わいたくないと…ずっと、逃げていた…」
頼さんは私を抱き締めた。
シャツ越しに感じる彼の胸板は厚くゴツゴツしている。
私に男を感じさせた。
私の鼓動が高鳴り、この静寂な空間に響いてしまうわないか心配だった。
「なぁ?期限付きじゃなく…俺とずっと一緒に居てくれないか?」
「…頼…さん?」
「俺は突然…テロで親を失った…それまで、本当に幸せだった」
「・・・」
「…俺はお前と居て些細なコトにも幸福を感じてる。俺の中で幸せは必ず、壊れると…絶対的な思いがあって…二度と…あの時の悲しみを味わいたくないと…ずっと、逃げていた…」
頼さんは私を抱き締めた。
シャツ越しに感じる彼の胸板は厚くゴツゴツしている。
私に男を感じさせた。
私の鼓動が高鳴り、この静寂な空間に響いてしまうわないか心配だった。