【完】結婚からはじまる恋《1》
「美愛…ゴメンなさい」
「私の方こそ…ゴメンなさい」
本当に私だけ幸せになっていいのかな?
私はウエディングドレスに身を包みながら…美愛のコトを考えると躊躇いを感じる。
「素敵よ…おねぇちゃん」
美愛が私のベールを下ろしてくれた。
花嫁の最後の身支度であるベールを下すコトは、愛情いっぱいに子育てされた母親の最後の役目と言う意味がある。
でも、私たちには母親はいない。
妹の美愛が母親役をしてくれた。
「幸せになってね。おねぇちゃん」
瞼が再び、熱くなっていく。
「おねぇちゃん…私は大丈夫…おねぇちゃんに守られなくても…一人でしっかりとがんばるから…」
「美…愛」
「私の方こそ…ゴメンなさい」
本当に私だけ幸せになっていいのかな?
私はウエディングドレスに身を包みながら…美愛のコトを考えると躊躇いを感じる。
「素敵よ…おねぇちゃん」
美愛が私のベールを下ろしてくれた。
花嫁の最後の身支度であるベールを下すコトは、愛情いっぱいに子育てされた母親の最後の役目と言う意味がある。
でも、私たちには母親はいない。
妹の美愛が母親役をしてくれた。
「幸せになってね。おねぇちゃん」
瞼が再び、熱くなっていく。
「おねぇちゃん…私は大丈夫…おねぇちゃんに守られなくても…一人でしっかりとがんばるから…」
「美…愛」