【完】結婚からはじまる恋《1》
「誰から貰った?」
「…あまり記憶にはないんです。でも、私よりも大きな小学生くらいのお兄ちゃんでした」
「・・・お前…クリスチャンか?」
「はい…15歳までお世話になっていた施設には教会があって…毎日…礼拝に出ていました」
「…ふーん」
頼さんは私のロザリオを眺めていた。
「…返すよ…」
「はい」
私は頼さんからロザリオを返してもらった。
「俺は神様なんて信じてない」
「え、あ…そうなんですか…」
「…あまり記憶にはないんです。でも、私よりも大きな小学生くらいのお兄ちゃんでした」
「・・・お前…クリスチャンか?」
「はい…15歳までお世話になっていた施設には教会があって…毎日…礼拝に出ていました」
「…ふーん」
頼さんは私のロザリオを眺めていた。
「…返すよ…」
「はい」
私は頼さんからロザリオを返してもらった。
「俺は神様なんて信じてない」
「え、あ…そうなんですか…」