【完】結婚からはじまる恋《１》

ACT8＊祖母のロマンス

ー深幸sideー

さすがに初めては身体が裂けるかと思った激痛。



でも、私は初恋の人と結ばれた。



そのキモチの充足感が痛みを和らげた。



私は先に起きて、彼の寝顔を見つめる。





乱れた髪に露になった上半身。


頬を染めながらも脳裏に頼さんの姿を焼き付ける。



穏やかな寝息を邪魔しないようにゆっくりとベットを出て、昨日と下着とスーツを着た。




ーーーー本当に夢のような一夜。