【完】結婚からはじまる恋《1》
この大きなお屋敷が社長と頼さんの自宅。



「…よう…来たな…」



社長は昨日とは打って変わってベットの上に寝込んでいた。




「調子悪いんですか?」



「まぁな」



元気だと思っていたけど。
昨日は無理に元気な振りをしていたのかもしれない。



「…近藤…彼女に飲み物を用意してくれ」



「畏まりました…ご主人様」



近藤さんは一礼して、寝室を出て行った。



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