俺が教えてやるよー俺だけを見てろー
「まあ、いいや。んで、なに考えてたんだ?」
「えーっと、あんたがあたしの事を名前で呼ばなければ良いことなんじゃないのかなって」
「無理」
即答!?
「ちょっ、よく考えてよ」
「よく考えた答えが無理なんだよ」
意味分かんない。
「じゃあ、無理な理由聞かせてよ」
「嫌だ」
なっ、なんなのこいつ!理由くらい聞かせてくれても良いじゃない!
~~♪~~♪
ん?この音は確か……そろそろ亜夜菜が迎えに来る時間の音だ!
てことは、もうそんな時間てこか?てか、そしたらヤバイよ!まだ、着替えてないのに!
「ちょっと、着替えてくるからその話はまた後でね!」
あー、あんな奴構ってたから食べる暇も掃除とかする暇なくなっちゃったじゃんか。時間返してほしいわ。
急いで着替えて鞄を持ってリビングに行くと呑気にお茶なんか飲んでる。
「ちょっと、何勝手に飲んでんのよ?」
サラッと喉乾いたからと言われてしまった。うん、なんだろう、言葉の一つも出てきやしないよ。