俺が教えてやるよー俺だけを見てろー

う~ん、ちょっと風あるけどいっか、いい感じに気持ちいいし。

フェンスのところに行き腕を上に上げて伸びをする。

「う~ん、気持ちい~!それにしても……」

毎日毎日、こんなんじゃ亜夜菜に悪いな。いっそのこと学校辞めちゃおうかな。

あたしが、居なかったら亜夜菜はこんな大変じゃないもんね。
それに、学校辞めて働くしお母さんとお父さんに毎月お金送られてくるし。

「居なくなった方が良いよね。ん?あそこに誰かいる」

今は、授業中なのにあんなところでなにしてんのかな?
ってあたしが言えたことじゃないけどさ。

ちょっと、気になりフェンスに手を掛けて見てみるとそこには……

「…… おぇっ、気持ち悪っ……なんで堂々とキスとか出来るんだろ。うっ、まただ……」

そう、そこにはカップルが居て二人がキスをしているところだった。

--ギィー

ドアが開く音がして開いた方を見るとそこに一人の男子生徒がいた。









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