俺が教えてやるよー俺だけを見てろー

そんなことより、早くここから出なくちゃこんな体調崩した奴がいたら邪魔だもんね。


だが、男子生徒は近づきあたしと同じ高さになるようしゃかんで顔を覗きこむように見てきた。



「お前大丈夫か?……顔色悪いぞ」

「ほっといて下さい。貴方には関係ありませ……」


あ、ヤバイ……意識飛んでいく。



倒れていくあたしを受け止めた、男子生徒はあたしを抱き上げた。



「あ、おい!!……たくっ、放っておけるかよこんな状態でよ」


倒れたのって初めてだな。今までこんなことなかったのに。




「……ん……あれ、ここどこ?」

まだ、あまり目が開いてない状態で視界がボヤける。

「起きたか。ここは、保健室だよ」

あ、そっか、あたし倒れたんだっけか。それで、保健室にいるのか。

……ん?保健室?それに、今の誰?





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