ペテン死のオーケストラ
しかし、周りにいた一人の女が叫びます。

「なら、誰が毒を盛ったの!?マルメロ以外、考えられないわ!」

この言葉に人々は、頷き言います。

「そうだ!マルメロ以外、考えられない!マルメロの普段の行いを見ていれば分かる!マルメロ以外、誰が毒なんか盛るんだ!?」

ストケシアは言います。


「絶対に違います!マルメロ様ではありません!証拠だって無いじゃないですか!?」

男は自信を取り戻し言います。


「証拠は、マルメロの態度だ!いつも人を見下すような態度!傲慢で我が儘な性格!マルメロなら、毒を盛るのも容易い!」

「違います!マルメロ様は優しくて、素直です!決め付けるのは止めて下さい!」

「うるさい!何なんだ!?画家の分際で!マルメロと関係でもあるのか!?」


男は恨めしそうな目をして言いました。
ストケシアは頭に血がのぼったのか顔が真っ赤です。


「関係なんかありません!俺達は友達なんです!」


このストケシアの言葉にマルメロは感動しました。

そして、落ち着きを取り戻すのです。
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