Red Hill ~黄昏の盗賊と冒険者~
「やっぱり関係があったんじゃねぇか」
ローグがロイに向かって言った。
「違う。あいつとは三年会っていない。
俺があそこを抜けてから会うのは今日が初めてだ」
「けど、起きている事件の犯人は知っていた。
そうだよな」
ローグの詰めた質問にロイは目を合わさずに「あぁ」と返事をした。
「だが、もう俺にはなんの関係もない。
俺はもう盗賊団のメンバーじゃない。
はっきり言って迷惑だ。
あんたらも今日一晩は泊めてやる。が、明日になったらあの娘を連れて出てってくれ」
くいっと顎で奥のベッドを指した。
「そうはいかないわ。
あいつらの居場所を教えてもらわなきゃ」
すかさずジルが反論した。
ミシェルが戻ったからといって、のこのこと帰る訳にはいかない。
ザックの妹のこともある。
そもそも先ほど、ジャンという盗賊の一味を帰らせてしまったことが失敗だったという事に彼女はまだ気付いていない。
ローグがロイに向かって言った。
「違う。あいつとは三年会っていない。
俺があそこを抜けてから会うのは今日が初めてだ」
「けど、起きている事件の犯人は知っていた。
そうだよな」
ローグの詰めた質問にロイは目を合わさずに「あぁ」と返事をした。
「だが、もう俺にはなんの関係もない。
俺はもう盗賊団のメンバーじゃない。
はっきり言って迷惑だ。
あんたらも今日一晩は泊めてやる。が、明日になったらあの娘を連れて出てってくれ」
くいっと顎で奥のベッドを指した。
「そうはいかないわ。
あいつらの居場所を教えてもらわなきゃ」
すかさずジルが反論した。
ミシェルが戻ったからといって、のこのこと帰る訳にはいかない。
ザックの妹のこともある。
そもそも先ほど、ジャンという盗賊の一味を帰らせてしまったことが失敗だったという事に彼女はまだ気付いていない。