Endless Revenge
Zero





大きな社長室と呼ばれる空間で男女がヒソヒソと密談をしていた。



『お兄様、お話とは例の件でございましょうか?』



お兄様と呼ばれた美しき男はクスクスと笑う



「和姫、オレはもう君の兄では無いだろう。オレのことは凰子と呼べ、」



それに答えしの美しき女は何も動じない



『お兄様は何時でもワタクシのお兄様。お兄様以外は何者でも有りませんの。』



美しき男は飽きれ物も言えなくなってしまった。



「まぁ、良い其れよりも何故あの学園を選んだ。彼処は真面では無いぞ、」



またもや動じず真顔のまま



『お兄様、ワタクシは帝に会いに行くまでですわ。』



「帝ねぇ、和姫がわざわざ会いに行くとわ、珍しいな。」



先ほどとは表情を少し変えた美しき女は口角を少し上げながら



『帝だけでは有りませんもの。ワタクシは帝と共に国をも潰す気ですわ。』



少々、美しき男は青ざめる



が、



「そうか、それは楽しそうだな。何か有ればオレに言え、」



満面の笑みの美しき女



『ありがたき、でわ行って参りますわ』




其れまた満面の笑みの美しき男



「あぁ、」













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