Endless Revenge




「あぁ、今日は転校生が居る。入って来い。」



その言葉と共に少女は扉を開けた



ガラガラ



すると今まで騒がしかったのが一瞬にして静かになった



『天城寺 和姫ですわ。宜しくても。』



少女が微笑むと男女諸共虜にされたかのように顔が赤く染まる。



「天城寺はイタリア生活が長かったらしいから分からねぇ事が多いと思う。おめぇらちょっとは気い使えよ。」



大雅が言い終わると1人の女が声を上げた



「嘘っ超可愛い」



「あぁ、俺らじゃ絶対に釣り会わねぇ」



「ぁっ、大雅くん天城寺さんに質問して良いですか?」




大雅は少女の方へ顔を向ける




『えぇ、一つだけなら良いわよ。』




少女に質問した生徒は笑顔で



「彼氏はいるの?」



その笑みに答えるかのように少女も笑みを漏らす



『そうね、許婚・婚約者なら居るわ、その相手の彼方もお気の毒ね。ワタクシのお兄様に利用されるんだもの。』



少女の笑みとは裏原に少々不気味な言葉に生徒たちは顔を青ざめる。



その空気を少しでも変えようと大雅は焦る



「天城寺の席は窓側の1番後ろな、じゃっじゃあHRは終わり」



少女は大雅に言われた席へ向おうと生徒たちの間を通り抜ける



「ねぇっ可愛いね、化粧の仕方教えてくれない?」












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