流星群 ‖




雅「お前は騙すつもりで名前を伏せたのか?」
奏「違うよ。名前を伏せたのは別の理由が、あったから。だけど俺は龍星の総長って事を言わなかった。闇夜の星羅では無いけど.......龍星の星夜だ。俺は詐欺師だよ。裏切りモノ。だから俺は消える。」














自分に言い聞かせるように言って踵を返す









雅「待てよ。お前言ったよな?自分を悪いって言う奴にほんとに悪い奴は居ないって。」
奏「言ったね。」
雅「だったらお前は悪くない。」
奏「俺は悪いよ?最初から悪いとか言わなかったろ?」
雅「だったら俺も一緒だよ。お前に言われなきゃ一生言わなかったよ。悪かったなんて。」











な?と言う彼に










私は何も言えなかった









だってそれでも私はまだ騙してる









奏「放送聞いても信じて欲しい。でも、無理強いはしない。騙してしまってごめんなさい。」















と言ってから俺は放送室に行った


















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