流星群 ‖
だけど奴は強気で言った
有「今更お前に何が言えるわけ?お前が勝手にぶち壊したんだよ!いきなりやって来て救世主だ?ふざけんな赤の他人のくせに首突っ込んでんじゃねぇよ!お前があいつらを騙さなきゃこんな事にはならなかったんだよ!」
赤の他人
そうだね
正義を名乗って
勝手にぶち壊したのはこの私
星「私は..........ただ............」
ただ皆の笑顔が見たかった
痛みで苦しむ彼らより
縛られ足掻く彼らより
馬鹿で単純で仲間思いで純粋で
普通の男子高校生の彼らを見たかった
それは私のエゴですか?
蓮「エゴじゃねぇよ。」
星「え、何で分かったの。」
蓮「声に出してるから。」
星「.......そう。」
いきなり声を掛けたのは蓮
星「ってか何で........」
?「奏は赤の他人じゃねぇよ。」
?「こいつは俺らの仲間だよ。」
?「赤の他人が赤の他人を助けるか?一緒に星を見るか?本気で殴り合うかよ?」
そこには慶、雅、慧矢の3人が居た
星「慶、雅、慧矢!俺お前らを騙したんだぞ!女だって龍星の総長だったって事も。それにお前らを裏切った。」
雅「だからー、言ったろー。自分を悪いって言う奴に本当に悪い奴は居ないって。さっきは酷い事言ってごめんな。ちょっと悔しかった。」
と言って申し訳なさそうに笑った